初夏の陽気です♪
お出かけには最適の季節になりましたね。
ヤスコさんは、インドア派なので
引き続き昨日の漱石の話の続きを書きます~
大山崎山荘に招待された漱石は、初対面の加賀正太郎から
建設中の別荘の名前を依頼され、なんと二週間後には
14点もの名前の候補を考えて書き送りました。
「もし気に入ったらどれか御取り下さい 気に入らなければ
遠慮は入りませんから落第になさい」
漢学文献を丹念に調べ、すぐに返事を送った漱石の誠実さが表れています。
結論として、加賀は漱石考案の名前を採用しませんでした。
しかし、加賀はその手紙を非常に大切に保管し続けました。
そして選んだ名も、『山荘』という名前で
ほかのあらゆる可能性を取り除いた、潔い命名でした。
なんで、漱石が一生懸命考えた名前 選ばんかったんや!!
漱石先生に悪いやんか!!!と思いましたが・・・
そこにはいろんな思いがあったのでしょう。
なるほど~と、良い状態で保管された手紙を見て感じました☆
(「生誕150周年記念 漱石と京都」より)
***山荘と庭園***


奥に見える白く高い建物が「栖霞楼(せいかろう)」
加賀正太郎が山荘建設の指揮を取るため、最初に建てられました。
その手前に、安藤忠雄氏による「夢の箱」という建物があります。
もう一つの安藤氏設計による「地中の宝石箱」には
クロード・モネの睡蓮などの作品が展示されていました。
周辺には、広大な庭園が広がっています
JR山崎駅の踏切に群生していたスミレ☆と駅前の様子
以上、アサヒビール大山崎山荘美術館と庭園めぐりでした~
ありがとうございました。