漱石枕流

引き続き漱石の話をします~

“漱石”とは、『晋書』(中国晋の時代の歴史書)出典の”漱石枕流”から来たもの。
本来は”枕石漱流”
”石に枕し、流れに漱(くちすす)がん”という、謙虚な暮らしをし様々なことに耐えながら
物事を学ぶ姿勢をいう言葉ですが、西晋の孫楚と言う人が間違えて、
”石に漱ぎ流れに枕す”と言ってしまいました。
友人からそれを注意されると、「いや、石に口を漱ぐのは歯を磨くためで、
流れに枕するのは耳を洗うためだ」と主張し過ちを認めなかったということです。
この故事から、負け惜しみの強い高慢な態度やその人を意味するようになりました。

子規は、自分の高慢な性格に対しての戒めを込めて、”漱石”を雅号の一つとして
使おうとしましたが・・・
子規は「筆まかせ」の中で、漱石という名前は今、友人の仮の名前になっている
と記しています。どういうことかと言いますと・・・夏目金之助(本名)は、
帝大時代、子規が書いた「七草集」を丁寧に読み評をつけて返しましたが、
その最後に ”辱知 漱石妄批”と記して、謙遜して自分を漱石と名乗りました。
夏目氏も、子規同様、自分の頑固な性格に一番合った名前と考えたのでしょうか?
夏目漱石 の誕生です~

「ノボさん」を読んでいると、子規と漱石がお互いを尊敬し合い思いやり合いながら
固い友情を築いていったことを知ることが出来ます。

以上、”漱石”の話でした~

***今日も暑いですねぇ~***

この花の名は?ちと気持ち悪し(--)/

カナブンが蜜を吸ってました^^

もうじきこの花の出番ですねぇ~♪

***漱石山房記念館が開館します☆
漱石に関する記念館が今までどこにも無かったのです!
それが、ついについに(^-^)☆
平成29年9月24日(日)に決定しました。
まだかまだかと心待ちにしていたんですが・・・
(漱石ファンのヤスコさん、遅ればせながら昨日ホームページで知りました)
新宿区立漱石山房記念館
ちょっと遠いのですが、
なんとしても行くのです!***

では、今日はこの辺で失礼します。
ありがとうございました。

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